Dobrinka Tabakova: String Paths

ECM NEW SERIES はクラシックを中心にしたシリーズ。現代音楽で特に優れたもの(内容・録音共に)で、久々にこれはじっくりと聴きました。作曲のドブリンカ・タバコヴァさんは1980年のブルガリア生まれ。彼女は幼少の頃からその天性が音楽に現れた方であるそうで、繊細なハーモニーの中で楽器が少し絡み合うスタイルと神秘性に引き込まれました。個人的には2トラックめからのチェロと弦楽のコンチェルトが好きですが。全体に心が落ち着いていく深夜に聴きたいアルバムです。

元々我が家では音量を上げられない環境です。静かなさらに静かなそよそよと聴こえる程度の音量ですが、深々と響く世界は独特です。

演奏はリトアニアの室内管弦楽団で、北欧的な渋さにブルガリアの東欧の重層的に響き渡るポリフォニーが相まって大好きなアルバムになりました。


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