BTHVN2020

今年はベートホーフェン生誕250年。

お題目のBTHVNはベートホーフェン自身の署名で母音を外し子音だけで書いていた記録。

生まれたボンでは今年BTHVN2020としてお祝いをしています。コロナが邪魔しているのが残念です。

1975年から1979年にかけて旧東ドイツの名門オーケストラ、シュターツ・カペッレ・ドレースデンをブロムシュテットが指揮したアナログ録音のオリジナルテープから直接DSDへマスタリングした音源のディスクを購入して聴いています。

西側のオーケストラが、ここを聴け!っていう部分と全く異なる別乾坤的ベートホーフェン。聴きどころはここだぜと媚びずに全体が室内管弦楽団のように整然かつ、歌わせる世界は今の世の中でこういうオーケストラは存在しないだろうって鳥肌が立ちました。

社会主義とドイツって水と油だったと思います。でも、ロシア(旧ソ連)に占領されたからの苦悩の時代。その忌まわしい記録ではありますが、19世紀のオーケストラの伝統ともいうべきアンサンブルが残されています。

1548年設立のシュターツカペッレ・ドレースデン、1882年設立のベルリンフィル。

音に歴史を感じるのは致し方ないところでしょうか。

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