AI Micro-Nikkor 55mm f/2.8S

マクロレンズは大好きななレンズです。

定義で言えば、等倍以上がマクロなので、例えば顕微鏡のレンズは間違いなくマクロレンズ。

カメラの世界では近接撮影で等倍以上っていうのはまず、なくて、等倍までをマクロと呼んでますが、厳格なNIKONは他社がいうマクロは真のマクロではないと考えて、独自にマイクロレンズと呼んでます。今のデジカメ時代もこの名前はそのままで結構頑固ですね。

で、マニュアルピント合わせのNIKKORレンズの中でキレッキレの解像度を誇るレンズで個人的にも大変気に入っているオールドレンズがこれです。レンズ構成はダブルガウス型と言って歴史は古い部類です。ピントの位置(手前か後方か)によって諸収差がまちまちになりやすいので、6枚のレンズを2つのグループに分けてピント合わせで別々の動きをするっていう地味だけど高度な技術を用いているとニコンのサイトに載ってました。

レンズマウントアダプターが各種販売されていますので、SONY E-mountだけでくNikonでもそれ以外の他社カメラ(ミラーレス)でもほぼ簡単に装着できて撮影できます。

撮影の際、困るのがピント合わせ。画面上でどこにピントが合っているかなかなかわからない。そこで、今のミラーレスカメラは簡単な設定で、画像の一部を9倍程度までに拡大して厳密なピント合わせができるようになっています。下手にオートフォーカスに頼ってピントが目指しているところと違うところに合うようなこともなくマニュアルフォーカスなら、時間がちょっと掛かろうとも、自分で合わせたいところにピントをぴったり合わせようと努力することができる。(できるとは断定しない。)笑 

このくらいのお作法は趣味としてはやりたい。(個人的主観です)

オールドレンズは作りもしっかりしていて、かっこいい。手持ちのデジカメに装着して、使いにくいけどこだわってるんだぜ風に見せたい(見せたところでどうってことないんですが)という生涯少年願望的おっさんは意地を見せてピントを外すわけです。

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