Quand je bois du vin clairet, Ami tout tourne...

英語でclaret、フランス語でclairet(クレーレ)はボルドーワインを指します。

でも、フランス語のクレーレってボルドーのロゼっぽい色の薄いワインをいいます。

高級赤ワインで有名なボルドーなのになぜ?

15世紀のボルドーワインはそんなもんでした。英国領だった頃で、安く軽い味のワイン(claret)が大量に英国に運ばれていたんです。今のような高級ワインになっていくのはずっとのちのボルドーがフランス領に戻ったあとのお話。

で、このアルバムの2曲目に、Quand je bois du vin clairet...ってのがあって、ふと聴いていて気になって歌詞を見たら。あらま。この曲は15世紀頃に流行ったシャンソンの一つで、酒飲みたちが酔って、呑もうぜ、歌おうぜ!恋とワインに乾杯!ってな感じの曲。

歌詞の出だし:

オレがクレーレワイン(ボルドー)を飲むと、友よ!周りが全部グラグラ、回り出すんだ。だから、これからはアンジューかアルボワを飲むんだ。

ま、ボルドーに住んでいた私にはちょっと抵抗がありますが、飲んでかかるってことで。


0コメント

  • 1000 / 1000