Leoš Janáček

ECM New Seriesのこのアルバムははっきり言ってジャケ買いでした。

このシリーズは自分が最も不得意とするクラシック(室内楽や東欧系の作曲家)を、録音技法もクラシックレーベル的ではなくジャズのECM的技法で録音している感じがして斬新で耳に心地よいですね。

レオシュ・ヤナーチェクってだれ?というほどチェコ音痴でしたが、ジャケットに惚れ込んで、曲はいい感じなんだろうなっていうそういう印象で手が伸びたんです。結構古い話ですが。

チェコっていうとビールとドボルザーク、スメタナ程度しか知らないの知識のなさでしたからちょっと調べました。

首都プラハは建築でも有名で、クラシック音楽を語る上では必ず出てくる街の一つだと聞いてます。ウィーンよりずっと北ですが、西側に位置するって地図を見て改めて西欧に近いんだなって思いました。

チェコは西からボヘミア、モラヴィアと並び、さらに東にスロヴァキア(今はチェコとは別の共和国)と並んでますが、真ん中のモラヴィアの民族音楽はとても馴染みやすいので癒し系としてたまに聴いています。そのモラヴィアの民族音楽をそのままではなく科学的解析に基づいて取り入れたのがヤナーチェクだそうで、シフが演奏するこのアルバムでは最初の曲から耳馴染みがよく、膏薬がじわっと効いてくるような安らぎがあります。

演奏者のアンドラーシュ・シフはハンガリー出身のユダヤ系ピアニスト。シフの演奏する他のアルバムにも耳を傾けたいです。

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