Backhaus. Bakery!
Wilhelm Backhausのご先祖さまはパン屋さんかも。Backは英語では「うしろ」ってことですが、ドイツ語ではパンを焼く(Back)、家(Haus)ですねぇ。
1841年生まれで1969年に85歳で亡くなってますが、人生ほぼベーゼンドルファーと共に仕事をこなしたピアニスト。ごくたまにベヒシュタインも使ったそう?ですが。
調べてみるとバックハウスほどベートーヴェンが似合うピアニストはないって思います。人生最初のバックハウス体験はハンス シュミット-イッセルシュテット、ウィーンフィルの「皇帝」でしたから堂々としたベートーヴェン節で、ベートーヴェン ご本人だったらこんな感じの演奏するだろうなぁってしみじみ感銘しました。高校生の頃でした。
それもそのはず、バックハウスはベートーヴェン直系の弟子にあたります。(ベートーヴェン 、ツェルニー、リスト、オイゲン・ダルベールそしてバックハウス)
バックハウスが演奏する曲は使っているピアノがバックハウス以上に相応しいピアニストが見当たらない(いらっしゃるんでしょうけど!)っていうベーゼンドルファーで、透明で軽い重厚さ?っていうか「ちょっと何言ってるかわかんない」。
ワイン的にいうと、色、スケール、深み、余韻まですべてがブルゴーニュ(コート・ド・ニュイ)のピノ・ノワールを想起させます。超個人的感想です。じゃスタインウェイは?ってちょっと脱線するんですが、ワインで感じるのはリースリングの頑丈な骨格っていう印象。これはまた別途書きたいんですが。(笑)
家のCD調べたらバックハウスによるベートーヴェンのピアノコンチェルトが1枚もない。数年前にだいぶ売り払った時に出しちゃったらしいです。なので最晩年の全曲集(第2番は初めて聴きました)を買い直してみたりして。
JBLで聴くピアノはいいよなぁ〜、生誕250年のベートーヴェン ていいよなぁ〜。
23歳のバックハウスの写真、なかなか凛々しいですな。
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