Keith Jarrett : Budapest Concert
2年前の2018年にキース・ジャレットは2回脳卒中で倒れ療養生活を余儀なくされているそうで、やっと杖をついて歩く程度には回復したものの、本人が語るには左手でピアノは弾けないとショッキングな状況です。もう自分はピアニストだとは思ってない。今後の自分がどうなっていくか不安というようなことを語っています。
1945年5月8日アメリカ、ペンシルヴェニア生まれ。母はスロヴェニア出身でハンガリー・スロヴェニア系、父はドイツ系だそうでして、若い頃からピアノの才能を存分に発揮していたとのお話は私より諸氏がよくご存知の通りです。
母方にハンガリーがあることから、今回発売(2020/10/30)のブダペストコンサートを即ダウンロードして聴いております。録音は2016年。ケルンなどのソロコンサートの持つ独特の多面的な展開って言うより、哲学的って言うか、出し物は控えめだけれど深い世界を目指しているんだろうなって感じます。(個人的感想です)
個人的にも1999年、ブダペストを訪問したことがあります。11月の寒い頃でした。雪がちらつく中、暖かい店を見つけては暖をとり、歩き回った懐かしい旅の思い出があります。
ここ数日で東京も夜は冷え込んできました。深々と染み込んでくるピアノの音に身を任せる感じもいいもんです。
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