Riesling Central Otago, New Zealand

今、ニュージーランドには日本から著名なワイン生産者、つまりワイナリーですが進出していて傑出したワインを味わうことができる時代になっています。

話は変わって、オーディオです。スピーカーシステムのネットワークって昔はオーディオスピーカーの低音域、中音域、高音域を分けるために必須のパーツでした。コンデンサーとコイルが中心のこのネットワーク回路ですが、これにいかに優れた回路とパーツを注ぎ込むことができるかが大切でした。スピーカーシステムの質を問いただした際、ネットワーク回路の出来具合って必ず評価の対象でした。

でも、今は違います。ネットワーク回路なんて博物館行きの古い存在なんですって私は断言します。親友も何度も書いている通り、シンプルな仕組みでそれぞれのユニットが得意とする音域に分割することで鮮度の高い音楽環境が得られるんです。

ネットワーク回路って使うのは簡単です。お任せで、勝手に周波数帯域を分けてくれます。でもね、その複雑な回路を経由することで音の鮮度ががたっと落ちるんです。間違いなく。

私の経験ではネットワーク回路を通すと「鈍い」「不透明」「疲れ」こういう要素が出てくるんですよ。

で、鮮度の高いシステムで今晩聴くECMのアルバムに合うワインは辛口白ワイン。特にリースリングの辛口です。ドイツでも、アルザスでもどこでもいいんですが、今晩我々が選んだのはニュージーランド。

ドミニク・ミラーのこのアルバムには間違いなく辛口のリースリング。ですよ。

0コメント

  • 1000 / 1000