Petaluma 1990 Coonawarra

1990年は最初の会社を退職した年で、その時発注したタンノイがまだ届かない10月の終わりにフランス ボルドーへ出発した年なのでとてもよく覚えている。フランス語会話を事前に勉強して行ったのだけれど、しばらく英語でしかコミュニケーションが取れなくて地団駄踏んだ思いがしましたね。

で、同じ1990年のオーストラリアです。赤い土壌が特徴的でカベルネ・ソーヴィニヨンがとても素晴らしい場所がクナワラ。(場所は地図参照)

今年の誕生日前夜祭で柚香さんが「これ開けない?」って。30年以上はゆうに熟成するオーストラリアワインだけれどそろそろいいかなってことで。ピノ・ノワールかネビオーロっていう印象でとてもカベルネ・ソーヴィニヨンとメルロー のブレンドとは思えない。色もまだエッジに若い赤がほんのり残っていて果実のパワーもまだまだ十分に備わっている。

ワインは面白い。オーディオもだけど。笑

知ったつもりの機材や音楽も聴く時の自分の置かれた環境とか、精神状態によりかなり異なった印象を同じ機材や音楽から受ける。進化なのか退化なのか。時間だけは前に進む。止まらない。

今回グレゴリオ・パニワグワの狂気に満ちた古代音楽と勝手に名前をつけていたものを改めて聴きなおしたけれど、まったく違う。ごく真面目に研究して、その成果を記録として残す。進化し続ける楽団。そんなイメージ。録音状態も良く、特にツイーターのトランジェントの良さをチェックするには向いている。PIONEER S-955 のリボンツイーターは完璧だった。笑

そんなことを思い出しながらワインも進みにすすんじゃった。

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